ウェルネスダイニングの添加物は大丈夫?実食7食の表示からわかったこと

健康を意識して塩分制限食を選ぶとき、添加物も気になるところです。

私が実食したウェルネスダイニングの塩分制限食7食にも、すべて添加物の表示がありました。

ただ、表示に見慣れない名前が並んでいても、それだけで体に悪いと心配する必要はありません。

消費者庁も、国の安全性管理のもとで一般に流通する食品について、健康への悪影響を心配する必要はないと説明しています。(消費者庁「食品添加物」)

この記事では、実際に届いた7食にどんな添加物が表示されていたのかを見ながら、代表的な添加物の役割や、安全性をどう考えればよいのかを分かりやすく整理します。

ただし、アレルギーなど体質によって個別に注意が必要な場合があります。

ウェルネスダイニングには購入前から相談できる窓口があるので、商品表示を確認し、気になる点があれば相談してみると判断しやすくなります。

目次

添加物が入っていても、すぐ危険とはいえない理由

添加物は、名前だけでなく、使い方や摂る量も含めて安全性が考えられています。

国の管理は、大きく次の3段階です。

1.使ってよいものか、安全性を調べる。
2.どんな食品に、どのくらい使えるかルールを決める。
3.実際の食生活で摂りすぎていないかも調べる。

国が安全性を評価し、使い方の基準を決めている

まず食品安全委員会が健康への影響を評価し、その結果をもとに消費者庁が必要な規格や使用基準を定めます。

使用基準がある添加物は、使える食品や量などの条件を守る必要があります。(消費者庁「食品添加物」制度の説明)

安全性を評価する際には、「一生涯、毎日摂っても健康への悪影響がないと考えられる量」が目安の一つになります。

その目安の一つをADI(一日摂取許容量)といいます。(食品安全委員会「リスク評価全般に関するQ&A」)

添加物によって評価や使用ルールは異なりますが、使用が認められた後も安全性の確認は続けられています。(食品安全委員会「化学物質系に関するQ&A」)

実際にどのくらい摂っているかも調べられている

次に、市販食品の添加物を測り、平均的な食事量から、日常の食生活でどのくらい摂っているかを調べます。

消費者庁は、これまでの調査結果に安全性上の問題はないと説明しています。(消費者庁「食品添加物の摂取量調査」)

今回の7食のうち、八宝菜とサーモンには「甘味料(ステビア)」という表示がありました。

消費者庁の甘味料調査では、こうした甘味料について、日常の食事から摂る量が「一生涯、毎日摂っても健康への悪影響がないと考えられる量(ADI)」をどの程度下回っているかも確認されています。

令和6年度の調査では、ADIが設定されている対象甘味料の推計摂取量はいずれもADIを大きく下回っていました。(消費者庁「令和6年度甘味料の摂取量調査結果」)

なお、この調査は市販食品と成人の食事量をもとにしたもので、今回の弁当に含まれる量を測った結果ではありませんが、少なくとも「ステビアと表示されている」という理由だけで、体に悪いと判断する必要はありません。

表示されている名前が多くても、数だけで危険かどうかは判断できません。

国では安全性だけでなく、実際の摂取量も確認しています。

一般的な食生活では、表示に添加物名があることだけで「体に悪いのでは」と心配する必要はありません。

実食した塩分制限食7食の添加物表示を確認

写真は、2026年2〜3月頃に注文・実食した塩分制限食7食セットの表示です。(※2026年2〜3月頃に届いた商品のため、現在の商品内容とは異なる場合があります。)

7食とも「調味料(アミノ酸等)」「エチルアルコール」の表示がありました。

そのほかの名称の組み合わせは、メニューによって異なります。

実物ラベルで原材料と添加物の読み方を確認

「豚肉とキャベツの味噌炒め」のラベルでは、原材料名欄の「/」より前に料理の材料、後ろに添加物が並んでいます。

原材料と添加物は分けて表示されますが、「/」はその区分方法の一例です。

「糊料(加工澱粉、増粘多糖類)」は、糊料という用途の後に、使用した添加物の名称が括弧で示されています。

一方、「pH調整剤」は同じような機能を持つものをまとめた一括名です。

末尾の「一部に…を含む」はアレルゲン情報なので、添加物名とは区別して読みます。(消費者庁「食品添加物表示のはなし」)

まとめた名前や略した名前もあるため、表示の項目数がそのまま添加物の種類数になるわけではありません。

なお、使われた量までは表示されていません。

7食それぞれに表示されていた添加物

実際の7食のパッケージには、次の添加物が表示されていました。

八宝菜

加工澱粉、糊料(加工澱粉、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、着色料(紅麹、カロチノイド、カラメル、コチニール)、焼成Ca、エチルアルコール、香料、乳酸Ca、pH調整剤、リン酸塩(Na)、酸化防止剤(V.C)、V.B1、漂白剤(次亜硫酸Na)、酸味料、甘味料(ステビア)

小エビとオクラのマヨソース

調味料(アミノ酸等)、トレハロース、増粘剤(増粘多糖類、加工澱粉)、加工澱粉、香料、エチルアルコール、炭酸Ca、酸味料、着色料(コチニール、カロチノイド)、リン酸塩(Na)、pH調整剤、V.B1、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.E)

豚肉とキャベツの味噌炒め

糊料(加工澱粉、増粘多糖類)、トレハロース、調味料(アミノ酸等)、エチルアルコール、焼成Ca、ソルビット、pH調整剤、リン酸塩(Na)、V.B1、乳化剤、着色料(カロチン)、香料、酸味料、香辛料抽出物

ガーリックチキンステーキ

増粘剤(加工澱粉、キサンタンガム)、調味料(アミノ酸等)、重曹、クエン酸(Na)、セルロース、エチルアルコール、炭酸Na、着色料(紅麹、カロチノイド)、メタリン酸Na、甘味料(ソルビット)、pH調整剤、酸化防止剤(V.C)、酸味料、V.B1、香辛料抽出物

ひじきの豆腐揚げ&ハンバーグ

加工澱粉、トレハロース、調味料(アミノ酸等)、エチルアルコール、豆腐用凝固剤、酸味料、酸化防止剤(V.C、V.E)、ソルビット、リン酸塩(Na)、着色料(カラメル)、香料

サーモンの和風クリーム煮

加工澱粉、トレハロース、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、加工澱粉)、pH調整剤、乳化剤、乳酸Ca、エチルアルコール、酸化防止剤(V.C、V.E)、甘味料(ステビア)、漂白剤(次亜硫酸Na)、着色料(カロチン、カラメル)、香辛料抽出物、香料、酸味料

彩り野菜とさわらのみぞれ煮

トレハロース、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、加工澱粉)、乳化剤、エチルアルコール、酸味料、ピロリン酸Na、pH調整剤、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.E)、香料

こうして見ると、見慣れない名前が多く、不安に感じる人もいるかもしれません。

ただ、添加物には味を整える、食感を保つ、品質の変化を抑えるなど、それぞれ役割があります。

次に、今回の表示でよく見かけたものを例に、どんな役割があるのか見ていきます。

表示にある添加物には、どんな役割がある?

今回の表示から、代表的な添加物とその役割をまとめました。

表示例主な役割
調味料(アミノ酸等)うま味などを付ける
糊料・増粘剤(加工澱粉等)粘りや口当たりなどを調整する
pH調整剤品質や色を安定させる
酸化防止剤(V.C、V.E等)酸化による品質変化を抑える

表の一般的な役割は消費者庁「食品添加物表示のはなし」と食品安全委員会のpH調整剤に関するQ&Aを参照しています。

例えば加工デンプンは、とろみやなめらかさを出すために使われます。

食品安全委員会は、評価した11種類について、添加物として適切に使う場合は安全性に懸念がないとしています。(食品安全委員会「加工デンプンに関するQ&A」より)

一方で、体質によっては特定の添加物にアレルギーや過敏反応を起こす人もいます。

例えば、今回の表示にあったコチニール色素については、消費者庁からアレルギーに関する注意喚起が出ています。

過去にアレルギー反応があった方や、気になる症状・体質がある方は、商品表示を確認し、必要に応じて販売元や医師へ相談してください。(消費者庁の注意喚起)

公式の説明と、注文前に確認しておきたいこと

ここまでは、公的な資料をもとに添加物の安全性について見てきました。

では、ウェルネスダイニング自身は添加物についてどう説明しているのでしょうか。

公式が説明する品質保持と加工原材料由来の添加物

公式FAQでは、製造中の品質維持のために日持ち向上剤を使い、その使用を「最小限」にしていると説明しています。

また、ハム・ベーコンなどの加工原材料に由来する添加物を含む場合があるとしています。ウェルネスダイニング公式FAQ

「最小限」は会社が示す使用方針です。

製造時に使うものと、材料として使う加工品に含まれるものの両方があると分かります。

塩分に配慮した食事であることと、添加物を使わないことは別です。

添加物が気になるという方は、商品表示を確認してから選ぶと安心です。

食事や商品選びは管理栄養士に相談できる

ここまで読んでも「自分の場合はどう選べばいい?」と迷うなら、ウェルネスダイニングに在籍する、国家資格を持つ管理栄養士に相談できます。

購入前から、普段の食事や商品選びの相談を受け付けています。

・購入していなくても利用できる
・相談料・通話料は無料
・予約不要で、何度でも相談できる

公式サイトでは、2025年の栄養相談実績は年間1万人と案内されています。(ウェルネスダイニング公式 管理栄養士への相談案内)

例えば、次のようなことを相談してみてはいかがでしょうか。

・添加物の表示が気になるとき
注文予定のコースと気になる表示名を伝え、現在の商品に使われているか、表示をどこで確認できるかを尋ねる。
・塩分や栄養バランスが気になるとき
普段の食事を伝え、塩分の摂り方や宅配食との組み合わせを相談する。
・自分に合う商品を選びたいとき
食事で気を付けたいことや希望を伝え、どのコースが合いそうかを相談する。

アレルギーや過敏反応がある人は、商品の内容を販売元に確認し、食べてよいかは医師に相談してください。

今回の7食にはすべて添加物表示がありましたが、表示があることだけで危険と判断する必要はありません。

気になる成分は確かめつつ、栄養面や味、量、使いやすさも含めて、自分に合う食事かを考えてみてください。

一人で悩まず、購入前から管理栄養士に相談できることも判断材料になります。

味付けや量も知ってから決めたい場合は、こちらの記事をぜひご覧ください。

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